よく間違うひっかけポイント　〜直前対策　物理化学編〜

・比重が2.7の物質の重さは水の2.7倍であり、蒸気比重が2.7の場合は、水蒸気の2.7倍である。
→× 蒸気比重は空気の2.7倍である。

・発火点は、可燃性物質から可燃性気体を発生させるのに必要な温度である。
→×
引火　：　液面から可燃性蒸気が発生し、外部の火種(熱源)により火がつく現象
発火　：　液体の温度が上がり、外部の火種なしで、火がつく現象

・金属はすべて水に沈む
→リチウムなど一部の金属は、比重が1以下で水に浮きます。

・赤リンと黄リンは同位体である。

・燃焼反応は必ず熱の発生を伴う。
→○

・熱伝導率が大きいと物は燃えやすい。
→×
小さい方が物の内部に熱が蓄積して燃えやすい。

​・酸素供給帯は必ずしも空気であるとは限らない。
→○
第一類の酸化性固体等は、熱分解すると、そのもの自体から酸素が発生します。

・融解熱や気化熱は点火源になりうる
→×
状態変化に使われる熱なので、外部に影響を及ぼすことはなく、点火源にはならない。

・物体間で電荷のやり取りを行い、電気量の総和が変化した時、静電気が発生する。
→×
静電気は電荷の総和が変化せず、片方が+、もう片方が−に偏ることで発生します。

・窒素と酸素は燃焼し一酸化窒素を生成する。
→×
吸熱反応なので、燃焼ではありません。