第4類 特殊引火物 性質まとめ

第3章
第3章 第4類
3-4-1 特殊引火物

表の見方
・溶ける?   の項目は
 ○ よく溶ける
 △わずかに溶ける。
 × 溶けない。
 出ない : 溶けるかどうかは調べきれてないが
      試験にでない
 です。
 水と反応する場合は、反応すると書いてます。

・臭気について : このブログでは、・無臭 ・芳香 以外をすべて悪臭とします
           (刺激臭、腐卵臭、エーテル臭、不快臭等)

特殊引火物

引火点が-20℃以下で第4類で最も危険な物質区分です。
その他、発火点100℃以下、沸点40℃以下と火災に関しては危険度が高く、
指定数量も50L、危険等級もⅠと最上位クラスの危険物の扱いをされています。

二硫化炭素

炭素に硫黄が結合したものです。
用途
溶剤でセロテープの材料です。
セロテープは木材が原料で、二硫化炭素を加えるとドロドロにとけます。
この液体を薄く伸ばしたものがセロハンで、のりを塗ったものがセロテープです。

要点
水より重く、溶けないので、水の中に保存します。
(水より重い4類の危険物は少なく、二硫化炭素と第三石油類の一部しかありません。)

燃焼すると有毒なガスが発生します。
常温でも有毒な蒸気をだします。

発火点が4類で最も低いです。(90℃

ジエチルエーテル
用途
麻酔に使われます。
有機溶剤としていろいろな物質を溶かします。

要点
引火点が最も低い(−45℃
→冷凍庫の中でも火がつきます。

水にわずかに溶ける
→消火方法は可溶性のもの
 人体で麻酔として反応するので、水に溶けないといけないです。

直射日光を当てると爆発性の過酸化物を作る
→直射日光を避けて保存する。

アセトアルデヒド
用途
酢酸エチル(第一石油類)の原料。
アルコールを肝臓が分解すると生成する
(有毒なので、二日酔いの原因、さらに分解すると酢酸になる。)

要点
水に溶ける
→人体で反応するので水に溶けます

沸点が最も低い(20℃
酸化すると酢酸になる
(肝臓の反応です。)

酸化プロピレン
用途
ポリウレタン(スポンジ等)の原料


要点
重合して発熱します。
(動画参照。酸化プロピレンみたいな一つの物質ががいっぱい集まって合体するのが重合です。)

水に溶けます

ギ酸メチル
あんまり試験にでません。

用途
殺虫剤の原料です。

要点
-19℃で引火します。
水で蟻酸とメタノールに分解します。
(そもそも、蟻酸とメタノールを脱水したのが蟻酸メチルです。)
水によく溶けます。

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