・移送とは、タンクローリーなどの車両(移動タンク取扱所)に危険物を
貯蔵し、運搬すること。
①危険物保存の基準
・タンクの底弁を使用時以外は確実に閉鎖すること。
・移動タンク取扱所に以下書類を備え付けること
・完成検査証
・定期点検記録 (注 移送開始前の点検記録ではない。)
・譲渡、引渡しの届出書
・品名、数量、指定数量の倍数の変更届出書
②危険物取扱いの基準
・タンクに危険物を注入する際は、注入ホースを注入口にしっかりと結合(緊結)
すること
・タンクから液体の危険物を、容器に詰め替えないこと。
(ただし以下の2つを満たすときはOK
・注入ホース先端部に手動開閉装置を有する。
・引火点が40℃以上の第4類危険物を注入するとき
また注入する際は、技術上の基準に定める運搬容器に、安全な注油速度で注入する)
・液体危険物の取り扱いで、静電気が発生する恐れがある場合は、
①移動貯蔵タンクを接地する。
②上部から注入する際に、注入管の先端を底部につける。
・引火点が40℃未満の危険物を他のタンクに注入する際は、エンジンを切ること
③移送時の基準
(移送開始前の点検結果は、乗せなくて良い)
2名以上の運転要員を確保する。
①移送の経路などを示した書面を関係消防機関に送付する。
②書面の写しを携帯する。
・消防吏員と警察官は、火災防止に必要な場合、走行中の移動タンク取扱所を
停止させることができる。
運搬と移送の違い
運搬のページでもまとめましたが、運搬と移送の違いはしっかり覚えましょう
運搬:ドラム缶等をトラックに積み、危険物を運ぶこと。
移送:タンクローリーで液体の危険物を運ぶこと
運搬と移送でルールが違います。
このルールの違いの考え方なのですが、
運搬は、ドラム缶で個別に危険物を輸送するので、車両に完全に固定されず、
ぶつかると、ドラム缶が落ちたりします。
なので、
移送の良く出るポイント
また、タンクに危険物を注入するときは
・流出防止
・静電気発生防止 ← 重要
が必要で、それぞれ、まとめポイントに書いた対策が必要になります。
(上部から注入する際に、注入管の先端を底部につける 等)
対策をする目的を頭に入れ、細かい知識を覚えていきましょう
今日は以上です。
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