危険物取扱者勉強方法② 〜暗記の方法について〜

勉強を始める前に
勉強を始める前に

まとめ

1, 暗記の基本は繰り返し。

  覚えるとテストするを繰り返す。

 

2, 見る、聴く、体を動かす(書く)の三つの中で、

  向き不向きがあるので、

  組み合わせも試しながら、合う方法を見つけよう。

 

3, 自分が興味を持つような雑知識も入れる。
  ストーリーで覚える。

 

 

 

はじめに

危険物取扱者の勉強で裂けては通れないのが暗記。
高校の時に苦手だった人も多いはず。
なぜなら、そもそも暗記のやり方なんて学校で教わらないし、
実は暗記のやり方には向き不向きがあります。
そこら辺を今日はまとめてみます。

 

①暗記は繰り返しが基本。最初は頻繁に、覚えてきたら時間をあける。

 

②脳に記憶させる方法は、見る、聴く、体を動かす。自分にあったやり方を

 

③ストーリーや理屈による補足で記憶を定着

 

 

以降説明していきます。

①、暗記は繰り返しが基本。最初は頻繁に、覚えてきたら時間をあける。

勉強方法①の記事でも書きましたが、
暗記はとにかく繰り返しが基本です。

 

人間の脳は、

短期記憶

長期記憶

 

という二つの記憶の入れ物があります。

自分が見たり聞いたりしたことは、一旦短期記憶に入ります。
ただ、短期記憶に入った事柄は、特別なことがない限り、
15分程度で完全に消えてしまいます。

しかし、完全に忘れてしまう前に、同じことをもう一度短期記憶に入れると、今度は15分程度ではなく、30分程度持ちます。

以降、

完全に忘れる前に、もう一度短期記憶に覚えたい事柄を入れることを繰り返す

と、

最終的に長期記憶に入り、記憶を定着させることができるのです。

記憶

なので、一日三時間みっちり勉強するよりも、
隙間時間にちょこちょこ復習する方が、
記憶の面でも、集中力やモチベーションの面でもいいです。

 

②脳に記憶させる方法(見る、聴く、書く)


人間は、目から得た情報を記憶するのが得意な人もいれば、耳で聞いたほうが記憶しやすい人もいます。

これは
行動特性
と呼びます。
この行動特性は人によって得意不得意があるので、
ひたすら書くとかひとつの方法で暗記するのは、効率が悪くなりがちです。
友達の暗記方法を試してみて、失敗したことは無いでしょうか。
暗記をするときは、
行動特性に沿う、自分の得意な暗記方法を試すべきです。
(この記事長くなりそうなので、行動特性6パターンと適した暗記方法は別記事にまとめました。ページ最下のリンクより飛んでください。)
また、行動特性は、向いている、向いていないの0、100で
きっちり分かれていません。
見るのが得意だけど、聴くほうの適正も若干あると言うこともあります。
こういう場合は、読みながら覚えるほうがいいです。

(単純に目と耳から2倍情報が入ってくるので、暗記しやすいというメリットもあります。)

 

最終的には、

 

色々試しながら、一番覚えやすい方法で反復練習しましょう

③ストーリーや理屈による補足で記憶を定着

 

これも、②とおなじく、向き不向きはあると思いますが、

たいていの人は定着しやすいと思います。

たとえば、ガソリン、灯油軽油、重油は、それぞれ第○石油類かという問題に対し、

ガソリン:車も動かせるし、エネルギーありそうだし、一番危険なのでは?  ←第1石油類
灯油、軽油 : ガソリンよりは危険度低そう ←第2石油類
重油 : 残りの第3石油類

という理屈をつけます。
(本当の理屈に即しているかは関係ないです。

自分がぱっと理解できるかが優先)

 

まず、ここを覚えると、
第一石油類の引火点は21℃未満だから、ガソリンの引火点は少なくとも21℃以下だな
という情報が頭に入り、ガソリンの引火点が-40℃以下という正解にたどり着きやすくなります。
(単純にガソリンの引火点を-40℃と覚えるのと比べて、

忘れたときに正解にたどり着く推論がしやすくなります。)

あと、語呂合わせは、意味のない数字や文字の羅列をストーリーにして覚える手法ですよね。
(危険物の試験を全部網羅するほど語呂合わせはないので、自分が頭に入ったやつだけ使いましょう。)

単純に覚えるよりも、理屈やストーリーをつけましょう。

今日は以上です。

その③はこちら

危険物取扱者勉強方法③ ~暗記方法の適正~
まとめ 1, 人によって、記憶のしやすい方法に関して、   6つのタイプ(認知特性)があります。   それぞれのタイプに適した勉強方法で 暗記の効率がアップするかも・・・。 2, ①...

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