まとめ
イオン 最外郭の過剰な電子を放出したり、足りない電子を得ることで、原子が電荷を得た状態
イオン化傾向
K>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>H>Cu>Hg>Ag>Pt>Au
暗記用語呂
金(K)貸そうか(Ca)な(Na)ま(Mg)あ(Al)あ(Zn)て(Fe)に(Ni)す(Sn)な(Pb)
ひ(H)ど(Cu)す(Hg)ぎ(Ag)るしゃっ(Pt(はっきん(白金)))きん(Au)
左に行くほど反応性が高い。
よって
①水と反応しやすい
②酸と反応しやすい
③空気中で酸化しやすい。(錆びやすい)
④電子を放出してイオンになりやすい。
本文
まず、イオンとは、
ある元素が他の元素と比較して、イオンになりやすいか比較したものをイオン化傾向といいます。
順番は、
K(カリウム)>Ca(カルシウム)>Na(ナトリウム)>Mg(マグネシウム)
>Al(アルミニウム)>Zn(亜鉛)>Fe(鉄)>Ni(ニッケル)>Sn(すず)
>Pb(鉛)>H(水素イオン)>Cu(銅)>Hg(水銀)>Ag(銀)>Pt(プラチナ)>Au(金)
です。
たとえば、亜鉛を塩酸(HCl)に漬けると、水素を発生しながら溶解します。
これは、塩酸にある水素イオン(H+)よりも亜鉛のほうがイオン化傾向が高いので、
亜鉛が電子を放出し、イオンになって溶解するためです。
逆に水素イオンは、亜鉛から出てきた電子を受け取り水素になります。
水素は気体なので、亜鉛の表面に気泡として出てきます。
逆に、銅は水素イオンよりイオン化しにくいので、塩酸に漬けても溶けません。
また、イオンは最外殻の電子を失い、電気的中性でなくなっている
(+の陽子と−の電子の数が同じ状態)ので、他の物質と反応しやすくなります。
以下のように、反応性の高さが現れます。
①Naより左の元素は水と常温で反応します。
②Hより左側は、塩酸、希硫酸などの(酸化力が)弱い酸とも反応する
③Naより左側は常温で空気によってすぐに酸化する。
AlからPbまでは表面だけ酸化する。
まとめると以下の表になります。
この分野が、電池や電気分解の内容の勉強に必要になるので、語呂で順番を覚えましょう。
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